糖尿病の治療
病院での糖尿病の治療としてまず、原因となる生活習慣を正す生活指導が行われます。
1型糖尿病及び、2型糖尿病において重症の場合を除き、1〜2ヶ月ほどの生活改善を行った上で、薬物療法に移行するかどうかを医師が判断します。
この生活改善指導によって十分な効果が見られなかった場合に、血糖値を下げる飲み薬や注射薬による薬物療法を行います。
1型糖尿病及び、2型糖尿病においての重症患者、薬物投与ができない妊娠糖尿病の患者、また生活改善や薬物療法で改善が見られなかった2型糖尿病のケースにおいて、自己注射によるインスリン投与で人工的に血糖値を下げるインスリン治療を行い、かつ厳密な食事管理を行います。
糖尿病治療のほとんどは運動療法と食事療法
日本の糖尿病患者の約95%は2型糖尿病といわれており、その治療のほとんどが運動療法と食事療法といわれています。
糖尿病は、いかにうまく付き合っていくかがポイントであり、病院で血糖値を下げるけっと治療薬自体は、対処療法であり手段です。
網膜症や腎症、神経障害など、糖尿病による合併症を悪化させないことが大切です。
そのためには、生活改善や食事改善を見直す必要があります。
食事改善には、現状の食事を変えて改善する以上にその食事を継続していく必要があり、食生活の変化には少なからず慣れるまでストレスが伴います。
そのため、食事内容だけを変えるだけではなかなか習慣化させることができません。
改善した食生活を習慣化するためには、食事に対する考え方や栄養素に関する正しい知識をまずは理解することが大変重要になります。
適正なカロリーや栄養素配分は一人一人異なります。
それを正しく効率良く行うには、専門のトレーニング施設で食事改善とトレーニングを行い、効果的かつ継続的な運動習慣を身に付けることが最もQOL(生活の質)を向上させることにつながると考えております。