糖尿病の予防
免疫不全によって引き起こされる1型糖尿病や、妊娠によって胎盤から分泌されるホルモンの働きでインスリンの働きを抑えてしまうことが原因でインスリンが著しく低くなりやすい妊娠糖尿病の方を除き、糖尿病の予防は「規則正しい食生活」と「適正な運動」によって予防できるといわれています。
上記の症状の場合においても特定の状態を除き、この2つの要素によって一定の程度の改善や症状の悪化の予防に有効であるといわれています。
この「規則正しい食生活」「適正な運動」という中には、様々な前提が含まれています。
食事においては、その方に適正な一日のカロリー摂取量やカロリーの内訳となる各栄養素の量などその値は人それぞれです。
また運動においても、一言で「適正な運動」と言っても運動には様々な種類や強度があります。
糖尿病に有効とされている有酸素運動や中程度のレジスタンストレーニングにおいてもその方の筋力・骨格・運動経験・心肺機能によっても正しい負荷設定が必要不可欠です。
それらを考慮した上で、トレーニングの頻度設定や適正な食生活を送る上で生じるストレスや疑問を解消する正しい知識やコツを身に付けることが大切です。
それは、継続する上で必要なモチベーションの維持を決定づける大切な要素と言っても良いでしょう。
食生活においても、運動習慣においても今までの生活とは違うことをするわけですので、身体が慣れるための期間が、習慣化には当然必要になります。
それらを叶えることができる環境に身を置くことで糖尿病の予防・改善の成功率が飛躍的に上がると考えております。